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「船って」
「ん?」
「なんで下の方と上の方と色が違うの?どうせ水に沈んで見えなくなるのに」
「あれはデザイン的なものじゃないんだぞ」
「え?そうなの?あ、じゃあ決まりか何か?」
「いや。単に値段の問題だ」
「値段?」
「水に触れる部分には特殊な塗料を使うんだ。貝が付いたりするからな」
「へえ、貝が?」
「その塗料の値段が普通の塗料の10倍するんだ」
「10倍!?」
「普通のがハンバーガー50個だとすると、500個の値段の塗料を使うんだぜ。それも一斗缶の値段だぜ」
「ボクそんなに食べられないよ」
「俺も無理だなぁ。まあ一隻であそこのタワー最上階のレストランに一月通うくらいかかるってことだ」
「高い」
「わかったか?」
「すごくよくわかったよ!」
「あ、でも確かに喫水部分を表示する義務がある船もあるな」
「そうなの?」
「石油運ぶようなでっかい船とか」
「へえ」
「まあ」
「うん?」
「ここに住んでると縁はないよな」
「そうだね。タイガーさんのとこでは船はよく乗るの?」
「ここよりはあるんじゃねえか?納涼船とかの文化があるからなあ」
「いいなあ。ボク船なんて乗らないから、乗ってみたいよ!」
「おっ。イイゼいつでも!遊びに来いよ。楓も喜ぶぜえ」
「それならバーナビーさんも一緒の方が喜ぶんじゃない?」
「何言ってんだ。嫁入り前の娘に独り身の若い男を紹介するなんてしたくねえだろ!?」
「タイガーさん…」
「虎徹さん」
「うおっバニーちゃんいつからそこに!?」
「ずっと前からです」
「あ、いやそのお前を信用してないとかじゃなくてな、アイツがお前を好きすぎてその」
「大丈夫です。楓さんには僕たちがお付き合いしていることを言ってありますから」
「!?!?!?!?」
「バーナビーさん流石!」
「お褒めにあずかり光栄です」
「待て待て待て待て」
「なんですか?」
「俺明後日実家帰るんだけど」
「はい」
「はいじゃねえよどんな顔して楓に会えばいいんだ違うんだ楓うおおおおお!!」
「・・・どこ行ったのかな?」
「大方楓さんに電話しに行ったのでしょう」
「なるほどね」
「ねぇ、バーナビー」
「あ、ファイヤーエンブレムさん」
「元気そうねぇ、二人と・・・もうひとりも。バーナビーは今日もいい男ね」
「ありがとうございます」
「あなた、楓ちゃんに言ったなんて嘘でしょう」
「えっ」
「ええ、嘘です」
「ええっ!?」
「本人の口から娘に暴露させるなんて…あなただいぶ鬼畜だわよ」
「こうでもしないといつまでもモジモジしますからね」
「ま、それもそうね」
「いいのかなぁ…」
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