HPから移転しました。
|
Home |
Info |
更新履歴 |
バハラグ |
オーフェン |
頭文字D |
FF7 |
ミスフル |
PAPUWA |
ブラックジャック |
結界師 |
鋼錬 |
DARK EDGE |
FE聖戦 |
トルーパー |
コナン |
ワンパンマン |
T&B |
クロサギ |
宇宙兄弟 |
DP |
なろう系 |
メダリスト |
◎食について
こだわりはない?
白菜がお好きのようだ(冬の今安いから?)
うどん
食べる量はうどんなら三玉と少し
辛いものは意外と平気
夏場はアイス
※アイスはバニラかミルク
何があっても米は切らさないこと
食べられそうな怪人は必ず捕獲すること
鍋?
白菜がなくなって怒ったのでやはり白菜
買い物はセールの日にまとめてすること
※セール以外はいつも行くスーパーで購入
ノートを閉じた。
ベランダに出て洗濯物を干す作業に戻る。
どうしても気になってしまい、洗濯の途中でノートを開いたのだが、問題は解決しなかった。
先生の好みはよくわかっていないが、ご飯とうどんがお好きで、お金の関係で外食はあまりしないことはわかっている。
ここに来てからというもの、炊事は俺がやっているが特に何かを言われたこともない。
全て完食している。
足りないと言われたこともない(先生の食べる量は把握済み)。
以上を踏まえて――考察しよう。
200メートル先に見える買い物帰りの先生が手に持っているものについて。
口に運んだ。
食べた。
ゴミを袋に戻した。
袋に手を入れた。
手を出した。
黒いものを握っている。
こちらに気付く。
手を振る。
俺が振り返す。
俺が―
「先生、俺の作るご飯は足りませんか?」
帰宅したサイタマ先生からスーパーの袋を受け取った。
長ネギがはみ出している。
黒い塊が数個、底の方に見えた。
「いや、別に。てか何言ってんの?」
「先生が珍しくというか、先生が外で買って間食をするところを初めて見たので」
「ああ、家で作るほうが安いしうまいしな。ただたまに食べたくなるんだよな、タラコとか昆布とか。でもタラコ買ってくると食い切るまで毎日タラコになるだろ?」
「なるほど・・・」
「まあ、今日はもらったからだけど」
「え?」
先生が冷蔵庫に向かった。
煮出した麦茶を入れたペットボトルを取り出してコップへ注ぐ。
「つまみ食いしたから晩飯は少し遅くなってもいいぞ」
「わかりました。あの――このおにぎりは」
「いつも行くスーパーの手前にコンビニが出来たんだ。なんか襲われてたから助けたらくれた」
たらこ、明太子、梅三個、高菜二個。
「冷蔵庫に入れたら硬くなるかな」
「先生」
「ん?」
「これ、賞味期限が今日の25時までです」
「え?」
「米は炊かなくても良さそうですね」
「・・・なんかそんなことないのに損した気分だ」
先生がぼやいてから定位置に寝転がった。
行く前に読んでいた本の続きを探し読み始めたので、俺は長ネギをキッチンに置いて豆腐を冷蔵庫にしまった。
「では晩御飯は8時頃に用意します」
「おー」
早くも読書に熱中し始めた先生の後ろ姿を見ながら、俺はコンビニにどう報復するか考えることにした。
PR
プロフィール
HN:
ともひと
性別:
非公開
カテゴリー
P R