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生きたい
アイツに近づきたいんだ
頼むから
お願いだから
動けよ、俺の体
 
 
 
 
 
 
 
 
 
早く、アイツが
 
 
 
 
 
 
 
俺が
 
 
 
 
 
 
 
 
生きたい
・・・・・・・・?
俺は
俺は今何を
今のは何なんだ
やめてくれ
俺は誰なんだ
助けて
誰も助けないでくれ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本当に?
本当にそう思っているのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アンタ誰だ
いや、そんなのどうでもいい
俺をこれ以上混乱させないでくれ
俺を俺のままいさせてくれ
俺に触らないでくれ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お前はクラウドだろう?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなの、もうなんでもいい
もう何もしたくない
俺が、自分が何なのかを考えたくない
それだけなんだ
このままじゃ 俺は
この体が勝手に
アンタがいなくなるなら
俺は
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなに思いつめるなクラウド
お前は強い人間じゃない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺・・・が?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう
お前は弱いからアイツに操られているだけだ
お前だけれどお前じゃない
だから大丈夫だ
今お前が悩んでいる「自分」は
お前じゃない
アイツだ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺じゃない?
俺は・・・アイツ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうだクラウド
お前じゃない
お前はクラウドだろう?
さぁ、立て
立てクラウド
すぐそばにお前のバスターソードが落ちているぞ
お前の、バスターソードだ
さぁ、拾え
お前の役目を果たせ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺の、役目
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
立て、クラウド
そして追え
さぁ
アイツを
セフィロスを、追って来い
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺は
セフィロスを追っている、俺・・・は・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お前の名はクラウド
任務でニブルヘイムへ訪れた
そこで幼馴染の子に会った
・・・5年ぶりの再会だ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺はクラウド
元ソルジャーのクラウド
ティファの幼馴染の・・・クラウド
英雄に憧れて・・・ソルジャーに・・・16歳になったばかり・・・の
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺は  操られているだけ
俺は クラウド
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お前はクラウド
アイツに故郷を奪われた少年
お前は弱い
このままではジェノバとなって生きてしまう
だから俺はもう一人のクラウドを作る
お前を守るために
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【投影】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
傷を塞ぐため
 
そう称して宝条は俺たちに何かを植付けカプセルの中へと入れた
傷は確かに塞がった
しかしその速さには驚いた
横を見る
俺以上に瀕死だったクラウドの腹の傷も消えていた
クラウドも驚きを隠せないようだ
 
そして俺たちは脱出を計画した
何てことはない
エサの時間
ほんの少し開かれるカプセル
そのときに衝動が湧き上がってくる体を開放すればいい
それだけだ
 
そして俺たちは簡単に抜け出した
追手はソルジャーにもなっていない一般兵だし
このままミッドガルへ行って、何事もなく暮らせるかもしれない
トラックの荷台でクラウドに俺達が出来ることを話す
でもその時には
 
 
その時には、既に
 
 
クラウドの体が熱い
意識がここにない
ときたまウワゴトのようにアイツの名前を呼ぶ
俺じゃない
アイツの名前を呼ぶ
 
遠くに神羅兵が見えた
どうやら上官クラスもいるらしい
クラウドはもう走ることもできない
俺を認識することもできない
アイツしか頭にない
そんなの
 
許さない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
掠れる意識を繋ぎとめ
俺は必死になってクラウドに語りかける
もう指一本動かすことさえ億劫な俺の傍へ這って来たクラウドに
俺がお前であると言うことを
 
どうだ セフィロス
俺はクラウドと一つになった
俺はこのまま死んでいくが
俺は共に生きるんだ
どうだ セフィロス
お前にはできまい
クラウドの中のジェノバ細胞を操ることは出来ても
クラウドには成れまい
どうだ セフィロス
俺はお前からクラウドを奪ったぞ
 
クラウドはいつも俺と一緒だ
俺はクラウドといつも一緒だ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ずっと 
ずっとお前で
あり続けよう
例えアイツが
俺とお前を引き剥がそうとしても
俺は
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