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パラ、
パラパラ、って
最初はそんな感じだった。
ほんの少し、
ほんの少ししたら、
パリンって音がして、
先生から音がして、
先生が、一瞬大きな木の様になって、
それで。
先生、死んじゃった。
信じられなくて、
そりゃぁ、「人間らしい」死に方じゃなかったけれど、
でもそんなの、
ここじゃぁ当たり前だし、
そもそも「人間」と「不死族」の境界線がわからないわけだし。
・・・朗実だって、
今どっちなのかわからないけど。
でもね、
でも、
朗実の先生だっていうことは、
ホントなんだもん。
大好きだったんだもん。
ううん。
過去形じゃない。
大好きなんだもん。
次の日、
学校にいったら、
つっちーがお掃除してたの。
ゴミみたいに、
先生を扱ってたの。
焼却炉にポイされちゃうんだって、
そう思ったら、
涙が出てきたの。
授業が終わってから、
あたし一人で泣いたの。
ホントは授業中も泣いたんだよ?
教科書で必死に、
必死に、
隠したの。
授業が始まる前に、
焼却炉の前に立つつっちーと、
焼かれる先生を見た。
すぐに教室に戻っちゃったけど。
寂しかったなぁ。
寂しいよ。
また会いたいって、
思っちゃいけないのかな。
また会えないのかな。
せめて、
先生の存在が消えないように、
朗実、
先生のこと覚えてるね。
だから先生、
消えないで。
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