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それは真実だったのか。
今となってはわからないんだ。
ただ彼は。
哀しそうに。
切なそうに。
今にも泣きそうに。
笑っていた。
そして告げた。
俺に告げた。
さよならと告げた。
開け放った窓から光が漏れてくる。
学校での授業は退屈で。
ただ黒板に書かれたものをツラツラと書き写していた。
幼馴染は不信そうに心配そうに。
そんなに自分の顔は酷いのだろうか。
なにか違和感でもあるのだろうか。
あぁ。それなら、アイツも。
今の俺を見れば、アイツも。
俺に別れを告げたアイツも。
俺のことを心配してくれるのだろうか。
哀しそうに。
切なそうに。
今にも泣きそうに。
笑っていたあの顔が。
焼きついて離れない俺のことを。
今俺がアイツを思い出しているように。
アイツも俺を思い出して想っていてくれているのだろうか。
そうでなければ、俺は。
俺のこの想いは。
だってお前は俺に言ったじゃないか。
アイシテルって俺に言ったじゃないか。
俺の腕の中にいたじゃないか。
今も俺を支配しているくせに。
あの顔で。
哀しそうに。
切なそうに。
今にも泣きそうに。
笑った。
その顔で。
俺にアイシテルと言ったじゃないか。
なのに
あの顔で。
哀しそうに。
切なそうに。
今にも泣きそうに。
笑った。
その顔で。
俺にサヨウナラと言ったんだ。
どっちがお前なんだよ。
どっちもお前なのかよ。
信じられねえよ。
教えろよ。
ホントのお前を。
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